「悪に報いてやろう」と言ってはならない。主を待ち望め。主があなたを救われる。(箴言20章22節)

1.詩篇37篇1節ー9節
2.箴言イザヤ書40章27節ー31節
3.ローマ人への手紙12章17節ー21節
4.ペテロの手紙第一3章8節ー9節

イエス様といっしょにいた者のひとりが手を伸ばして剣を抜き、イエス様を捕らえに来たうちのひとり、大祭司のしもべに撃ってかかって耳を切り落とすと、イエス様は彼に「剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。それとも、わたしが父にお願いして、十二軍団よりも多くの御使いを、今わたしの配下にいただくことができないとでも思うのですか。だが、そのようなことをすれば、こうならなければならないと書いてある聖書が、どうして実現されましょう(マタイの福音書26章47節ー34節)」と仰せられたのでした。イエス様はご自分がエルサレムで長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺されるけれども三日目に死からよみがえることもご存じでした(マタイの福音書16章21節)。十字架につけられたイエス様は人々のために「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。(ルカの福音書23章34節)」ととりなして祈られたのでした。パウロが「悪に負けてはいけません。善をもって悪に打ち勝ちなさい。」と勧めているのは、イエス様の事を思ってのことだったのではないでしょうか(テモテへの手紙第二2章8節)。今日の聖句「『悪に報いてやろう』と言ってはならない。主を待ち望め。主があなたを救われる。」に生きるためには、自分の思いや情、すなわち肉の思いを鎮めなくてはならないので痛みを伴いますが、主は救ってくださるだけでなく、新しい力をも与えてくださることを(イザヤ書40章31節)忘れずに、最善の結果をもたらしてくださる主を待ち望んで生きるようにしようではありませんか。