私たちは神とともに働く者として、あなたがたに懇願します。神の恵みをむだに受けないようにしてください。神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。」確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。(コリント人への手紙第二6章1節ー2節)
1.イザヤ書43章18節ー19節
2.マタイの福音書6章26節ー34節
3.ルカの福音書12章13節ー31節
4.ヤコブの手紙4章13節ー17節
バビロンの捕囚から帰還した民は主の神殿の礎を据えたとき、祭司たちはラッパを持ち、レビ人たちはシンバルを持ち主を賛美し、感謝しながら互いに「主はいつくしみ深い。その恵みはとこしえまでもイスラエルに」と歌い合うと、民はみな、主を賛美して大声で喜び叫んだのですが、最初の宮を見たことのある多くの老人たちは、過去の栄光を思い起こしたのでしょう、大声で泣いたのでした(エズラ記3章10節ー12節)。イエス様は人々に「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです。」と仰せられてから、たとえ話として、畑が豊作になった金持ちが「たましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ。」と自分に言い聞かせましたが、神は彼に「愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたら、お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか」と言われるように「自分のためにたくわえても、神の前に富まない者はこのとおりです。」と仰せられました。パウロは「神は言われます。『わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。』確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。」と勧めているように、過去に生きるのでもなく、将来の保証をこの世のものに求めるのではなく、主は私たちの祈りをお聞きになられ、必要な救いをその都度与えてくださる方であることを忘れずに、神の恵みを無駄にしないために、恵みとまことに満ちておられる主とともに今を生きるようにしようではありませんか。