何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト·イエスにあって守ってくれます。(ピリピ人への手紙4章6節ー7節)

1.詩篇100篇1節ー5節
2.箴言3章1節ー10節
3.ヨハネの福音書14章22節ー27節
4.テサロニケへの手紙第一15節ー18節

キリスト者は天国に入ることが保証されているので、その点においては思い煩うようなことがなくても、それまでの日常生活においては世の人々と同じように、今の瞬間を生きている者であるため、思い煩ったり、不安を抱えて精神的なダメージを受けてしまうことがあるのではないでしょうか。パウロは弱さを覚えているテモテに「私の福音に言うとおり、ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえったイエス·キリストを、いつも思っていなさい。」と助言されただけでなく((テモテへの手紙第二2章8節)、「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」と祈る時の心構えを語るとともに「そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト·イエスにあって守ってくれます。」と、そのような祈りの結果を語っていますが、それは、快適にクリスチャン生活をおくっている人ではなく、驚くべきことに迫害され獄中にいたパウロの助言です。どんな場合にも主は私たちの祈りを聞いておられるだけでなく、すべてのことを益としてくださることを思うなら、主に対する信頼が与えられ、感謝もって祈ったり、願ったりすることができるようになり心と思いに安らぎが与えられるのではないでしょうか。自分よりも主の方が偉大な方であることを忘れないようにしようではありませんか。