あなたがたは、羊のようにさまよっていましたが、今は、自分のたましいの牧者であり監督者である方のもとに帰ったのです。(ペテロの手紙第一2章25節)

1.詩篇23篇1節ー3節
2.イザヤ書53章1節ー12節
3.ヨハネの福音書10章11節ー16節
4.ペテロの手紙第一4章12節ー19節

聖書は人を羊にたとえています。羊は一般的に温厚ですが警戒心が強く臆病で、群れとなって行動することを好み、危険を察知するとすぐにパニック状態に陥ってしまい、群れの一匹でもパニックになると他の羊たちも連鎖的にパニックになって逃げ出すようです。ペテロは「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい」と勧めています。羊を牧場の囲いの中に入れたのですが、狼が吠えたために、羊がパニック状態になって、囲いの中で守られているにも関わらず、その囲いに殺到して囲いを破って外に出たために狼の餌食になってしまったという話を伺った事があります。私たちも思いもよらない事に遭遇するとパニックになり、パニックに陥った羊のように、主の御手の中で守られていることを忘れて、自分勝手な行動をとってしまうような事があるのではないでしょうか。そのような時、今日の聖句が「あなたがたは、羊のようにさまよっていましたが、今は、自分のたましいの牧者であり監督者である方のもとに帰ったのです。」と語っているように、この世に、悪魔に勝利され、信仰がなくならないように祈っていてくださるイエス様の元で生かされている事を思い起こし、心のうちを正直に申し上げて重荷を主にお渡しし、主からの慰めや力、心の安らぎをいただこうではありませんか。