わたしの名で呼ばれるすべての者は、わたしの栄光のために、わたしがこれを創造し、これを形造り、これを造った。(イザヤ書43章7節)

1.イザヤ書60章1節ー3節 4節ー8節
2.ヨハネの福音書15章3節ー8節
3.コリント人への手紙第二3章6節ー18節
4. ペテロの手紙第一5章7節ー11節 

IOC会長のクーベルタン男爵は、陸上競技でアメリカとイギリスとの対抗意識が絶え間なく起こり、両国民の関係が悪化したために「このオリンピックで重要なことは、勝利することよりも、むしろ参加することであろう。」と礼拝で語られたことばを引用され「オリンピックで重要なのは勝つことではなく、参加することである。」と言われましたが、日本人の水泳選手が「金メダルを取れなかったら意味がない」などと発言されたように、いつの間にか金メダルを獲得することが目標になってしまいました。努力に努力を重ねて臨んだにもっかかわらず、メダルを手にすることができなかった阿部詩選手の号泣されておられる様子を見ながら、恵みによってキリスト者に与えられている栄光のことを思わされました。今日の聖句は「わたしの名で呼ばれるすべての者は、わたしの栄光のために、わたしがこれを創造し、これを形造り、これを造った。」と語っています。興味深いことに、ペテロは「あらゆる恵み満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあってその永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます(ペテロの手紙第一5章10節)」と、すべてのキリスト者に与えらている栄光は主の栄光のためであるため、それは一時的なものでもなく主は永遠の方であるがゆえに永遠のものであることを語っています。与えられている主の栄光を曇らせないように、この世の栄光を求めるのではなく、すでに神の栄光が与えられていることを心に据えて、世の光として輝くために、いのちのことばをしっかり握って生きようではありませんか(ピリピ人への手紙2章16節)