知恵ある者が口にすることばは優しく、愚かな者のくちびるはその身を滅ぼす。(伝道者の書10章12節)

1.詩篇14篇1節
2.ルカの福音書6章39節ー45節
3.コリント人への手紙第一1章18節ー29節
4.コリント人への手紙第一2章1節ー10節

今日の聖句は「知恵ある者が口にすることばは優しく、愚かな者のくちびるはその身を滅ぼす。」と、口にすることばによって知恵ある者と愚かな者を見分けることができることを示唆しています。ところで、箴言9章10節は「主を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟りである。」と、詩篇14篇1節が「愚か者は心の中で、『神はいない』と言っている。」と、パウロが「彼らは神を知っていながら、その神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その、無知な心は暗くなりました。彼らは、自分では知者であると言いながら、愚かな者となり、不滅の神の御栄えを、滅ぶべき人間や、鳥、獣、はうもののかたちに似た物と代えてしまいました。(ローマ人への手紙1章21節ー23節)」と語っているように、知恵ある者と愚かな者の違いは頭がよいかどうか、というような世間一般的な考えと異なり、偶像ではなく、天地万物を創造された神である主がどのように偉大な方であるのかを知っていること、主に対して畏敬の念を持っているかどうかにかかっていることを語っています。パウロが「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。(エペソ人への手紙4章32節)」と勧めているように、神である主を知っているがゆえに知恵ある者とされていることを忘れず、知恵ある者として生きるために、主のことを考慮して生きようではありませんか。