御国が来ますように。みこころが天で行われるように地でも行われますように。(マタイの福音書6章10節)

1.マタイの福音書16章15節ー19節
2.マタイの福音書18章18節ー20節
3.コリント人への手紙第一2章7節ー16節
4. テモテへの手紙第一2章1節ー7節

今日の聖句「御国が来ますように。みこころが天で行われるように地でも行われますように。」は天と地といいう二つの領域とそこにおける関係性が語られています。イエス様はこの世全体を支配しているサタンの試みに勝利した後で「時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい。(マルコの福音書1章15節)」と勧告されました。神の国とは神が完全に御支配されている所です。ですから「御国が来ますように」という祈りは神の御支配を願う祈りであり、そこにはキリスト者が日々の生活において御国の民とされていることを心に据えて、神の力、神の知恵であるキリストに生きるように勧めているのではないでしょうか。そして、「みこころが天で行われるように地でも行われますように。」と、天におられる父なる神のみこころ、すなわち神のご計画がこの世にあって行われるように祈るように勧めておられますが、人類が救われるためにゲッセマネの園で「父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。 しかし、わたしの願いどおりではなく、御心のままに。」と祈られ、十字架の死に至るまで従われたイエス様によってまず成し遂げられたのでした。神のみこころを知らしめてくださる聖霊を受けているキリスト者に福音宣教の働きが託されていることだけでなく、個人の生活においても主のご計画があることを認めて生きるようにしようではありませんか。