天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。(新改訳第三版:マタイの福音書6章9節)

1.サムエル記第二7章12節ー16 節
2. ヨハネの福音書1章9節ー13節
3.ローマ人への手紙8章15節ー16節
4.ヘブル人への手紙12章2節ー11節

弟子のひとりが「主よ。ヨハネが弟子たちに教えたように、私たちにも祈りを教えてください。」と申し上げたその願いに応えられてイエス様は「こう祈りなさい。」と仰せられてから、まず「天にいます私たちの父よ。」と、キリスト者は神を父と呼ぶことができることを教えられたのでした。ところで、神はダビデに「わたしは彼にとって父となり、彼にとってわたしは子となる。」と約束されておられたのでした(サムエル記第二7章14 節)。その約束はヨハネの福音書1章11節ー12 節が「この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。」と語っているように、この方、すなわちイエス様を信じることによって神の子となり神を父と呼ぶことができる親子関係が確立されるのです。名前はその人を表しますから、御名とは神ご自身を意味するのではないでしょうか。イエス様は聖霊によって喜びにあふれて「天地の主であられる父よ。あなたをほめたたえます。(ルカの福音書10章21節)」と言われたように、私たちも神を「アバ、父」と呼ぶことができる御霊が与えらているのですから、イエス様のように霊の父である神をあがめ、神を誉めたたえて祈るようにしようではありませんか。