怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる（箴言16章32節）
1．サムエル記第一25章1節ー35節
2．ガラテヤ人への手紙5章16節ー24節
3．エペソ人への手紙4章26章－３２節
4．ヤコブの手紙1章19節ー20節
パウロは自分の義に生きていた時には激しい怒りに燃えてエルサレムだけでなく国外の町々にまでキリスト者を迫害するために追跡して行ったのですが、キリスト者となった彼は「私は使徒の中では最も小さい者であって、使徒と呼ばれる価値のない者です。なぜなら、私は神の教会を迫害したからです。ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました（コリント人への手紙第一15章9節ー10節）」と語ると共に「神の恵みをむだに受けないようにしてください。」と勧めてから、ほめられたり、そしられたり、悪評を受けたりしても神のしもべとして生きていることを証され（コリント人への手紙第二6章1節及び8節）、「怒っても罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。悪魔に機会を与えないようにしなさい。・・悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。・・お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。（エペソ人への手紙4章26節ー27節及び29節と32節）」と勧めるような人に変えられたのですが、その秘訣は神の恵みをしないように心がけていたからではないでしょうか。本当の意味での強い者について語っている今日の聖句「怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる」に生きるために、パウロが勧めているように恵みをむだにしないように生きようではありませんか。