幸いなことよ。主に信頼し、高ぶる者や、偽りに陥る者たちのほうに向かなかった、その人は。(詩篇40篇4節)

1.詩篇4篇2節ー8節
2.詩篇73篇1節ー28節
3.ルカの福音書23章32節ー43節
4.ローマ人への手紙1章16節ー25節

今日の聖句は「幸いなことよ。主に信頼し、高ぶる者や、偽りに陥る者たちのほうに向かなかった、その人は。」と、「幸いなこと」とは、自分が望んでいる状況や環境ではなく、人に関することであり、能力や権力によらないものであり、真の神である主を知ることにであり、すべての人が得ることのできる可能性を語っています。十字架に架けられたイエス様の両側に架けられていた二人の犯罪人は道行く人々や偽りをもってイエス様を十字架にかけるように群衆を扇動した祭司長たちや律法学者たちと一緒になってイエス様のことをののしったのですが(マルコの福音書15章27節ー32節)、イエス様が「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」ととりなして祈られたのを聞いてもあざ笑った指導者たちやあざけった兵士たちと一緒になって十字架に架けられていながらも悪口を言い「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え」と言った犯罪人に対して、もうひとりの犯罪人は「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」とたしなめてから「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください。」と申し上げると、イエス様は「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」と約束されたのでした。十字架にかけられた犯罪人には苦しみと死以外何の希望も、どうすることもできない状況にありましたが、イエス様に対する態度を変えた彼は、イエス様を十字架に架けた人々、イエス様をあざけった人々よりも幸いないことを得たのでした。高ぶる人や神ならぬ神を神として偶像崇拝しておられる方々と同調することなく、どんなことがあってもすべてを益としてくださる主を信頼して生きようではありませんか。