主のみおしえは完全で、たましいを生き返らせ、主のあかしは確かで、わきまえのない者を賢くする。(詩篇19篇7節)
1.詩篇119篇97節ー100節
2.箴言30章5節ー6節
3.テモテへの手紙第二14節ー17節
4.ヨハネの手紙第一5章5節ー12節
パウロは「私が出発したあと、狂暴な狼があなたがたの中に入り込んで来て、群れを荒らし回ることを、私は知っています。あなたがた自身の中からも、いろいろ曲がったことを語って、弟子たちを自分のほうに引き込もうとする者たちが起こるでしょう。」と警告してから、キリスト者や教会が守られるための助言として「ですから、目をさましていなさい。私が三年の間、夜も昼も、涙とともにあなたがたひとりひとりを訓戒し続けて来たことを、思い出してください。いま私は、あなたがたを神と恵みのみことばとにゆだねます。みことばは、あなたがたを育成し、すべての聖なるものとされた人々の中にあって御国を継がせることができるのです。(使徒の働き20章29節ー32節)」と、留意すべきことをエペソの教会の長老たちに語ったのでした。人の考や価値観は人によっても国によっても、また時代によって変化するため、この世や人のことばにほんろうされ、心が右往左往し、安定を欠いてしまうようなことがあるのではないでしょうか。今日の聖句が「主のみおしえは完全」と語っているのは主ご自身が完全であるからであり、その教えは常に真理に導いてくださり、「主のあかしが確か」と語っているように、イエス様は殺されても三日目に死からよみがえることを話されただけでなく、実際よみがえられたのでした。わきまのない者、すなわち自分を誇っているような人でも、知能指数がどうであれ、神のみおしえであるみことばに生きるなら賢い生き方ができることを語っているのではないでしょうか。パウロが勧めているように世の光として生きるためにいのちのみことばをしっかり握って生きようではありませんか(ピリピ人への手紙2章16節)。