お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなた方を赦してくださったように互いに赦し合いなさい。(エペソ人への手紙4章32節)

1.マタイの福音書6章7節ー14節
2.マタイの福音書18章18節ー33節
3.ヨハネの福音書15章4節ー12節
4.コロサイ人への手紙3章9節ー15節

ギリシャ語で「愛」という言葉には「エロス」「ストルケ(親子愛)」「フィレオ(友情)」「アガペ(神の愛)」の四つがありますが、イエス様は弟子たちに「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。(ヨハネの福音書15章12節)」と仰せられたのですが、そこに使われいる「愛する」はギリシャ語のアガパオ、すなわち神の愛で愛し合うように仰せられたのでした。イエス様はご自身について「わたしは心優しく、へりくだっているから」と仰せられてから、「あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。」と勧めています。イエス様は「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と申し上げたペテロに「ペテロ。あなたに言いますが、きょう鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知らないと言います。」と仰せられただけでなく「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら。兄弟たちを力づけてやりなさい。」と、とりなして祈られただけでなく、励まされ、死からよみがえられてからご自身の方からペテロや弟子たち現され、ペテロに「わたしが言った通りだったでしょう。」などと責めることをせず、かえって、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤ全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。(使徒の働き1章8節)」と仰られたのでした。今日の聖句「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなた方を赦してくださったように互いに赦し合いなさい。」はイエス様の戒めを守る秘訣を語っているのではないでしょうか。