主は私の強い敵と、私を憎む者とから私を救い出された。彼らは私より強かったから。(詩篇18篇16節)

1.列王記第二6章8節ー24節
2.歴代誌第20章1節ー24節
3.エペソ人への手紙6章10節ー17節
4.ヨハネの手紙第一4章1節ー6節

偽りをもってエバが神が食べるのを禁じた善悪の知識の木から取って食べて罪を犯すように仕向けた蛇に化身したサタンとも呼ばれる悪魔に対して主は「 わたしはおまえと女との間に、またおまえの子孫と女との子孫との間に敵意を置く。彼はおまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく(創世記3章15節)」と仰せられたように敵意というものの起源が語られ、イエス様は驚くべきことアブラハムと違ってイエス様を殺そうとしているユダヤ人に対して「あなたがたは、なぜわたしの話していることがわからないのでしょう。それは、あなたがたがわたしのことばに耳を傾けることができないからです。あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。悪魔は最初から人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼は偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。しかし、このわたしは真理を話しているために、あなたがたはわたしを信じません。(ヨハネの福音書8章37節ー40節及び43節ー46節)」と、イエス様を信じたなら神の子とされますが、偽りを言う者は自分では誰にも支配されていないと思っても、実は世全体を支配している悪魔の支配下に置かれていることを語られたのでした。パウロが語っているように、私たちの格闘は血肉によるものではなく、すなわち人ではなく、人を恐怖に陥れるような奴隷の霊であり、世全体を支配している悪魔や悪霊で、彼らは私たちよりもはるかに強い力をもっており、キリスト者を敵視しているものです。イエス様は罪や死だけでなく悪魔からも救い出してくださり、信じる者の心に聖霊なる神として内住してくださっているのです。不安になりどうしてよいかわからないような時、ヨシャパテのように私たちの代わりに戦ってくださる主を仰ぎ見ようではありませんか(歴代誌第二20章12節ー15節)。