るなら、あなたがたはわたしの戒めを守るはずです。(ヨハネの福音書14章15節)

1.ヨハネの福音書15章7節ー9節ー12節
2.ローマ人への手紙8章3節ー7節
3.ヨハネの手紙第一5章1節ー5節
4.ヨハネの手紙第一3章16節ー20節

一般的に愛することは感情に属し、感情を害するならそれは愛でないと考えがちであり、感情次第で愛が憎しみに変わってしまうような弱さがあります。イエス様は洗礼を受けられ水から上がられると天が開け、神の御霊が鳩のように下ってきただけでなく「これは、わたしの愛する子、わたしがこれを喜ぶ。」という父からの声があったのでした。イエス様はその愛に応えるべくゲッセマネの園で、もだえ苦しみながら「アバ、父よ。あなたにおできにならないことはありません。しかし、わたしの願うことではなく、あなたのみこころのままを、なさってください。(マルコの福音書14章36節)」と「もしあなたがたがわたしを愛するなら、あなたがたはわたしの戒めを守るはずです。」と仰せられたように、愛することは自分の気持ち以上のもの、すなわち真実な行いであることを示されたのでした。イエス様は「もしあなたがたがわたしを愛するなら、あなたがたはわたしの戒めを守るはずです。」と仰せられてからその戒めについて「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです(ヨハネの福音書15章12節)」と語っています。イエス様のことを思わず、自分を愛したり、自分の考えに走ってしまうと主の戒めを守れないことがありますが、ヨハネは「私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行いと真実をもって愛そうではありませんか。それによって、私たちは、自分が真理に属するものであることを知り、そして、神の御前に心を安らかにされるのです。たとい自分の心が責めてもです。なぜなら、神は私たちの心よりも大きく、そして何もかもご存じだからです。(ヨハネの手紙第一3章18節ー20節)」と励ましてくださっています。主の戒めを守るために主に愛されていることを忘れないようにしようではありませんか。