世に勝つ者はとはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。(ヨハネの手紙第一5章5節)

1.マタイの福音書28章18節ー20節
2.ヨハネの福音書16章28節ー33節
3. ローマ人への手紙8章33節ー39節
4.エペソ人への手紙1章20節ー21節

ソロモンが「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。生まれるのに時があり、死ぬのに時がある」と、ヤコブが「あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか。その人は賛美しなさい。(ヤコブの手紙5章13節)」と勧めているように、この世で生きている限り苦悩する日があれば歓喜する日もあります。昨日も女子の卓球を見ました。勝利した日本チーム同様私も喜びましたが、決勝が中国である事を思うと、大丈夫かな、と思いましたし、パリ五輪に向けて厳しい練習を積んできたにもかかわらず、勝利を得ることができず力なく退出された香港チームの事を思うと、この世においてはどんなに努力しても報われないようなことがありますし、勝ち組のように思われた自民党の五人衆のように、裏金問題で信用を失いかけてしまうように、この世の勝利ははかないものですが、今日の聖句は「世に勝つ者はとはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。」と、能力によらず権勢によらず誰でもイエス様を信じる者は勝利者であることを語っています。ヘブル人への手紙2章10節が「神が多くの子たちを栄光に導くのに、彼らの救いの創始者を、多くの苦しみを通して全うされたということは、万物の存在の目的であり、また原因でもある方として、ふさわしいことであったのです。」と語っているように、十字架の苦しみと死をもって罪の代価を支払われてから、復活をもってこの世が与えることのできない罪や死に対する勝利をおさめられただけでなく、恵みの座を設けてくださり、良心の咎めからも解放してくださったのでした。イエス様は「あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」と励ましておられます。勝利者とされていることを、永遠のいのちが与えられているので、死んでも生きる者、天に国籍を持つ者とされていることを忘れないようにしようではありませんか。