主はいつくしみ深い。主を待ち望む者、主を求めるたましいに。主の救いを黙って待つのは良い。(哀歌3章25節ー26節)

1.詩篇27篇11節ー14節
2. 詩篇37篇1節ー9節
3.詩篇62篇1節ー8節
4.イザヤ書40章27節ー31節 

今日の聖句「主はいつくしみ深い。主を待ち望む者、主を求めるたましいに。主の救いを黙って待つのは良い。」は、主はいつくしみ深い方であることを語るとともに、主がいつくしみ深い方であることを体験する人々の特質をも語っているのではないでしょうか。その特質のついて「主を待ち望む」「主を求める」「主の救いを黙って待つ」という三点を挙げていますが、自分から目を離し、目線を主に向けることが強調されています。大軍が攻めて来るのを知らされたヨシャパテは「私たちとしては、どうすればよいかわかりません。ただ、あなたに私たちの目を注ぐのみです。」と主に申し上げると「あなたがたはこのおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではない。神の戦いであるから。」との励ましを受け、「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで」と主を賛美すると主は伏兵を設けられ勝利を与えられたのでした(歴代誌第二20章12節ー24節)。ゼカリヤ書2章13節は「肉なる者よ、主の前で静まれ。主が立ち上がって、その聖なる住まいから来られるからだ。」と主の前で静まることの大切さを語っています。イスラエルの民は前方に紅海、後方からエジプト軍が迫ってくるのを見て、恐れつぶやいた民にモーセが「恐れてはいけない。しっかり立って、きょう、あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。あなたがたは、きょう見るエジプト軍を永久に見ることはできない。主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙っていなければならない。」と言ったように主は紅海を二つに分けられ民を救われたのでした(出エジプト記14章5節ー28節)。今日の聖句が語っているように、主は天地万物を創造されただけでなくいつくしみ深い方であることを忘れずに主を信頼し、主の前に静まって主の救いを待ち望むなら、恐れや思い煩いから解かれ、きっと良きものに変えられるという信仰が、新たな力が主から与えられるのではないでしょうか。