知恵は武器にまさり、ひとりの罪人は多くの良いことを打ちこわす。(伝道者の書9章18節)

1.ヨシュア記6章2節ー26節
2.サムエル記第一25章1節ー35節
3.マタイの福音書26章47節ー54節
4.コリント人への手紙第一1章18節ー25節 

今日の聖句は知恵について語っていますが、ヤコブが「もしあなたがたの心の中に、苦いねたみと敵対心があるならば、誇ってはいけません。真理に逆らって偽ることになります。そのような知恵は、上から来たものではなく、地に属し、肉に属し、悪霊に属するものです。ねたみや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行いがあるからです。しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです。(ヤコブの手紙3章14節ー17節)」と、ソロモンが「実に、知恵が多くのなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す(伝道者の書1章18節)」と語っているように、この世の知恵と神からの知恵との相違点を語っています。イエス様はイエス様を守ろうとして大祭司のしもべの耳を切り落とした弟子に対して「剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。(マタイの福音書26章51節ー52節)」と仰せられたのでした。パウロが「十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。(コリント人への手紙第一1章18節)」と語っているように人の知恵では理解できない救いの道を十字架の死をもって開かれただけでなく復活をもって永遠のいのちを明らかにされ生ける希望を与えてくださったのでした。武器には永遠の死に勝利する力はなく、かえって人々に滅びや悲しみを与えてしまいます。今日の聖句は「知恵は武器にまさり、ひとりの罪人は多くの良いことを打ちこわす。」と語っていますが、武器にまさる知恵は神の知恵であるみことばであることを心に据えるとともに、ウクライナやロシアの戦争状態に陥った原因はプーチン氏の欲望によって引き起こされたことを、「ひとり」の存在がいかに大切であるかを考えてパウロが勧めているようにすべての人のために、すべての高い地位にある人々が神の知恵であるキリストを信じることができるように祈るとともに私たちもこの世の知恵ではなく神の知恵であるみことばに生きるように主に助けて頂こうではありませんか(テモテへの手紙第一2章1節)。