あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあって永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。(ペテロの手紙第一5章10節)

1.詩篇119篇65節ー72節
2.コリント人への手紙第一6章12節ー20節
3.コリント人への手紙第二3章6節ー18節
4.ペテロの手紙第一1章3節ー7節

さまざまな世界選手権が行われています。栄冠を目指して、何年もの間、自己鍛錬をして備えをして臨んだ方々ばかりですが、栄光の栄冠を得ることができる人は一握りの人に限られていますし、金メダルという栄冠を勝ち取った北口榛花選手が喜んで「いろいろ苦しいことがあったけれども、今日だけは本当に世界で一番幸せな日です。」と話されましたが、それはパリのオリンピックでも金メダルを獲得できるという保証はありませんから、現実を見据えて言われたのではないでしょうか。しかし、ペテロは「あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあって永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。(ペテロの手紙第一5章10節)」と、モーセが主の後ろ姿を見て(エジプト記33章18節ー23節)受けたような消え去るような栄光ではなく(コリント人への手紙第二3章7節)、キリストは永遠のお方であるがゆえに、キリスト者は永遠の栄光の中に招き入れられていること、苦しむようなことがあっても、苦しみで終わる人生ではなく、苦しみをも神が益としてくださることを語っています。パウロは「俗悪で愚にもつかぬ空想話を避けなさい。むしろ、敬虔のために自分を鍛錬しなさい。肉体の鍛錬もいくらかは有益ですが、今のいのちと未来のいのちが約束されている敬虔は、すべてに有益です。(テモテへの手紙第一4章7節ー8節)」と、ヘブル人への手紙12章3節が、私たちの心が元気を失ったり、疲れ果てたりしないために十字架を忍ばれたイエス様のことを考えなさい、と勧めているように信仰の完成者であるイエス様がどのように歩まれたかを忘れないようにしようではありませんか。