幸いなことよ。すべて主に身を避ける人は。(詩篇2篇12節)
1.詩篇25篇16節ー20節
2. 詩篇34篇1節ー10節
3.ヨブ記16章19節~21節
4.使徒の働き4章13節~31節
主はイスラエルの地において常にサウルの手からダビデを守られたのにも関わらず、ダビデは「私はいつか、いまに、サウルの手によって滅ぼされるだろう。ペリシテ人の地に逃れるよりほかに道はない。」と、自分のいのちを自分で守ろうとしてペリシテ人のアキシュ王のもとに行き、いつわりをもってアキシュ王の信頼を得たダビデはアキシュ王からイスラエルとの戦いに誘われ窮地に陥ったのですが、ペリシテ人の首長たちの反対が起こったために戦わずにすみましたが、居住地であったツイケラグに帰還するとアマレク人によって町は火で焼き払われ、家族や家畜も全て奪われていたので、民はダビデを石で打ち殺そうと言い出したのでした。非常に悩んだダビデは主に略奪隊を追うべきかどうかを伺うと、主は「追え。必ず追いつくことができる。必ず救い出すことができる。」と約束され、約束された通り全てのものを取り戻すことができたのでした(サムエル記第一27章、29章1節ー7節、30章1節ー19節)。ダビデは「私に御顔を向け、私をあわれんでください。私はただひとりで、悩んでいます。・・・私のすべての罪を赦してください。」と語ってから今日の聖句にあるように「私はあなたに身を避けています。(詩篇25篇16節-20節)」と告白されました。サタンの攻撃に会って悪性の腫物で苦しんでいたヨブも妻から「神をのろって死になさい。」と言われたり、三人の友から非難されたりしましたが、彼は「今でも天には、私の証人がおられます。私を保証してくださる方は高い所におられます。私の友は私をあざけります。しかし、私の目は神に向かって涙を流します。」と主に身を避けたのでした(ヨブ記2章9節及び16章19節~20節)。その結果主はヨブに祈ってもらうように三人の友に語られ、ヨブが彼らのために祈るとヨブの繁栄を元どおりにされ所有物も二倍にされたのでした(ヨブ記2章9節、16章29節~20節、42章7節ー10節)。苦悩する時、思い煩うような時、自分でなんとかしようと、うろたえるよりも主に身を避ける、すなわち主がどのような方であるのかを思い起こすなら、主からの平安が与えられ、落ち着きを取り戻すことができるのではないでしょうか。