あなたがたは地上のことを思わず、天にあるものを思いなさい。(コロサイ人への手紙3章2節)
1.コリント人への手紙第一15章3節ー22節
2.ピリピ人への手紙 3章17節ー4章1節
3.ペテロの手紙第一1章3節ー9節
4.ヨハネの手紙第一5章12節ー13節
神から知恵の心と判断する心をいただいたソロモンは「人の子が短い一生の間、天の下ですることについて、何が良いかを見るまでは、愚かさを身につけよう(伝道者の書2章3節)」と、愚かさ、すなわち神を考慮しない世の人々の視点から、この世のさまざまな分野を探索した結果、どんなに物が豊かになっても神を考慮しない人生は空しいものである、と語ると共に「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。(伝道者の書12章13節)」と結論づけたのですが、それはまさしくエス様が「神の国とそのぎをまず第一に求めなさい。(マタイの福音書6章33節)」と仰せられことです。三人の友はヨブを慰めるために訪問したはずなのに、ヨブがヨブとわからないほど悪性の腫物に覆われていたために彼らは祈ることもせず、ヨブを非難したのですが、パウロが「あなたがたは地上のことを思わず、天にあるものを思いなさい」と勧めているように、ヨブは「今でも天には、私の証人がおられます。私を保証してくださる方は高い所におられます。私の友は私をあざけります。しかし、私の目は神に向かって涙を流します。その方が、人のために神にとりなしをしてくださいますように。人の子がその友のために。(ヨブ記16章19節ー21節)」と天を仰ぎ見て驚くべき啓示をいただいたのでした。この世に目を留めると不条理なことがまかり通ってますし、誤解されたり、非難されたりするために苦悩したり、人の愛は神の愛と違って何かの拍子に憎しみに変わったりするために心が傷ついてしまうことがあるのではないでしょうか。そのような時、ヨブのように天にはすべてのことをご存知な、死に勝利され父なる神の右に座してとりなして祈っておられる主がおられることを、国籍が天にあり永遠のいのちが与えられていること、永遠の栄光の中に招き入れられていることを忘れないようにしようではありませんか(ペテロの手紙第一5章10節)。