万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。(ペテロの手紙 第一4章7節)
1.詩篇62篇5節ー8節
2.ルカの福音書18章9節ー14節
3. ヨハネの福音書2章23節ー25節
4.ヘブル人への手紙11章1節ー6節
このところ温暖化によって気候や生物形態に変化がもたらされている状況下にあって、温暖化がこれ以上進むことによる弊害や地球資源がどのくらいなのかを先端を走っている科学者をはじめとする知識人は一般人よりもよくご存知で、地球以外の惑星で人が生きることができる場所を探して、さまざまな惑星に探索機を送っていますし、アメリカ航空宇宙局(NASA)とハワイ大学はハワイ島マウナロア火山に火星模擬体験施設を作り、火星で生活できるかどうかを一年間かけて実験されました。聖書はやがて今見ている地も天もあとかたもなく消滅する時が来ることを語るとともに、新しい天と地、すなわち天国で人は永遠に神と共に生きることができる希望を語っています(黙示録20章11節、黙示録21章)。今日の聖句は「万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。」と、キリスト者がなすべきことは祈ることであり、祈る時に際して留意すべき点をあげています。ヘブル人への手紙11章6節は「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることを、信じなければなりません。」と、神に近づく者、すなわち祈る者に対して目には見えませんが、神の御前で祈っていることを、神がどのような方であるのかを心に留めて、信仰を伴った祈りをするように勧告しているのではないでしょうか。神は人を創造される前に、まず人が生息できるような環境、地球を与えられたのであって(創世記1章)、他の惑星に救いを求めるよりも、天地万物が滅びても決して滅びることがない、新しい天と地、すなわち天国で永遠に生きる道を開いてくださった主に立ち返ることができるように、人々が十字架の意味を知ることができるように、福音宣教の働きを主が推し進めてくださるように主に期待して祈ろうではありませんか。