だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。(コリント人への手紙第二5章17節)
1.ヨハネの福音書3章1節ー7節
2.ローマ人への手紙6章4節ー11節
3.エペソ人への手紙4章17節ー24節
4.コロサイ人への手紙3章2節ー11節
イエス様はユダヤ人の指導者でありパリサイ人であるニコデモに「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、水と御霊によって生まれなければ、神の国に入ることができません。肉によって生まれた者は肉です。御霊によって生まれた者は霊です。あなたがたは新しく生まれなければならない、とわたしが言ったことを不思議に思ってはなりません。(ヨハネの福音書3章6節ー7節)」と、人は新しく生まれ変わる必要があることを仰せられましたが、それは死んでから再び何かに生まれ変わるというような生と死を繰り返すようなインド哲学を基にした仏教の考えによる輪廻転生ではなく、この世を去る前にキリストを信じることによって与えられる聖霊による新生を語っています。ところで、パウロは「誰でもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」と、「誰でも」と、どのような過去があっても、どのような社会的立場にある者でも、血統がどうであろうと、キリストを信じたなら、聖霊によって新しく生まれた者、すなわちキリスト・イエスにあって新しく造られた者であるキリスト者が留意すべき点を語っています。パウロは「その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと、またあなたがたが心の霊において新しくされ、真理に基づく義と聖をもってかたどり造られた、新しい人を身に着るべきことでした。(エペソ人への手紙4章22節ー24節)」とイエス様の教えについて語っています。過去にとらわれずにキリストにあって日々新しくされていることを心に据えて生きようではありませんか。
