心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。(箴言3章5節ー6節)

1.創世記50章15節ー21節
2. 詩篇139篇1節ー12節
3.ヨハネの福音書2章23節ー25節
4.コリント人への手紙第二6章1節ー10節

 サムエルは、エリアブを見て「確かに、主の前で油を注がれる者だ。」と、サウル王の次の王に相応しいと思ったのですが、主は「彼の容貌や、背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見るが、主は心を見る。」と仰せられ、ダビデを次の王として選ばれたのでした(サムエル記第一16章1節ー7節)。ダビデはサウルから妬まれ逃亡生活を余儀なくされただけでなく、息子アブシャロムが謀反を起こしたためにエルサレムから逃げているダビデと家来たちに対してサウル家の一族のひとりシムイがダビデとその一行に石を投げつけ、ダビデに悪口を言ってのろったのですが、今日の聖句が「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる」と語っているように、ダビデはシムイの首をはねようとしたアビシャイに「彼がのろうのは、主が彼に『ダビデをのろえ』と言われたからだ。だれが彼に『おまえはどうしてこういうことをするのだ』と言えようか。」と言ってから「彼にのろわせなさい。主が命じられたのだから。たぶ、主は私の心をご覧になり、主は、きょうの彼ののろいに代えて、私にしあわせを報いてくださるだろう。」と言い、首をはねさせなかったのでした(サムエル記第二16章5節ー12節)。やがてアブシャロムが戦死し、ダビデがエルサレムに戻る時、シムイはダビデの前に倒れ伏して赦しを求めたのでした(サムエル記第二19章16節ー24節)。長野県中野で起きた事件の青木政憲容疑者がダビデのように神を知っていたら、と思わされるとともに、神を知っていることがどんなに幸いなことかを思いました。被害者のご家族だけでなく、加害者はじめ加害者のご家族に福音が届くように中野にある教会の働きが、世界中の教会の働きが祝され多くの方が神を知ることができるように祈りましょう。