神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。(マタイの福音書6章33節)

1.列王記第一3章3節ー14節
2.伝道者の書12章11節ー14節
3.ヤコブの手紙4章1節ー10節
4.ヨハネの手紙第一5章5節ー15節

イエス様は、「あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いをする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。」と、祈るとき心がけるべきことを、異邦人、すなわち神をご存じない世の人々のように祈らないように仰せられから、いわゆる主の祈りを教えてくださるとともに、心のあり方を教えられ、「あなたがたのうちだれが、心配したからといって、自分の命を少しでも延ばすことができますか。」と、何を食べるか何を着るのか心配しないように話されてから再び「あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。」と仰せられ、最終的に「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」と仰せられたのでした(マタイの福音書6章7節ー33節)。ソロモンは主を愛していた時、主は夢のうちにソロモンに現れ「あなたに何を与えようか。願え。」と仰せられたので、ソロモンは「善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。」と自分のための長寿や富、敵のいのちを求めなかったのでその願いは主のみこころにかなったものであったために、主は知恵の心と判断する心だけでなく、彼が願わなかった富や誉れをもお与えくださることを約束されたのでした。ソロモンは年を重ねるうちに与えられた知恵をもって、神を考慮しない世の人々と同じ立場に立ってこの世を探索した結果、この世が与えることができるのは空しさであることを知り、最初に愛に戻り、神がどんな偉大な方であるかを忘れず、畏敬の念をもって礼拝し、みことばで生きるように勧めました(伝道者の書1章2節及び12章13節)。主は必要なものを与えてくださる方であることや十字架の恵みを忘れずに、パウロが勧めているように感謝を持って願いや祈りを捧げようではありませんか。