神は、私たちを暗やみの圧政から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださいました。この御子のうちにあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ています。(コロサイ人への手紙1章13節ー14節)

1.マタイの福音書6章7節ー13節
2.マタイの福音書18章21節ー35節
3.使徒の働き26章9節ー20節
4.エペソ人への手紙4章26節ー32節

パウロはコロサイにいるキリスト者たちのために、神のみこころを知り、神を喜ばせることができるように祈られてから「神は、私たちを暗やみの圧政から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださいました。この御子のうちにあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ています」と、悪魔の支配から解き放たれ、キリストのご支配に移されたことによって罪が赦されていることを自覚するように促しておられます。ペテロから「主よ。兄弟が私に対して罪を犯した場合、何度まで赦すべきでしょうか。七度まででしょうか。」と尋ねられたイエス様は「七度まで、などとわたしは言いません。七度を七十倍するまでと言います。」と仰られてから、例えをもって、神の赦しがどれほどのものであるのかを話されました。一万タラントの借金を赦されたにもかかわらず、百デナリの借金のある同僚が「もう少し待ってくれ。そうしたら返すから。」と頼んだにもかかわらず、自分は王からあわれみを受けたにもかかわらず、同僚をあわれんで赦すことができなかったのは借金全部が帳消しになったことが信じられなかったからではないでしょうか。後悔するようなことをしても、落ち込むのではなく、パウロが「罪の増し加わるところには、恵みも満ちあふれました。」と語っているように、神が喜ばれるように生きるために、すでに全生涯の罪は赦されており、神のものとされていることを、圧倒されるほとの恵みの中に生かされていることを忘れずに、主が願っておられるように、互いに赦し合いながら生きようではありませんか。