主は ご自分の民に力をお与えになる。主は ご自分の民を 平安をもって祝福される。(詩篇29章11節)
1.ルカの福音書24章36節―53節
2.ヨハネの福音書14章22節―27節
3.コリント人への手紙第一2章1節―5節
4.ピリピ人への手紙4章6節―13節
キリスト者になる前のパウロは神に対して熱心でしたが、神の義を知らずに激しい怒りに燃えて、ナザレ人イエスの名に対して徹底的に反対すべきだと考え、祭司長たちから権限を受けてキリスト者を迫害していたのですが、キリスト者を迫害するために向かっていたダマスコへの途上でイエス様から声をかけられ、自分がしていたことが誤りであったことに気づかされただけでなく、イエス様が遣わされたアナニヤによって洗礼を受けて聖霊に満たされ、イエス様は昇天される前、弟子たちに「聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます(使徒の働き1章8節)」と仰せられたように、神の力を知る者、「私は使徒の中では最も小さい者であり、神の教会を迫害したのですから、使徒と呼ばれるに値しない者です。ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました。(コリント人への手紙第一15章9節)」と語っているように恵みを知る者となられ、各教会に宛てた手紙には必ず「私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたにありますように。」と書いています。パウロは弱さを覚え恐れおののくような状態に陥った時、彼は恵みによって救われていること、十字架につけられたイエス・キリストを思い起こして、神からの力とこの世が与えることのできない平安を得たのでした。弱さを覚えて心配したり、思い煩ったり、恐れおののくような状態に陥った時、今日の聖句「主は ご自分の民に力をお与えになる。主は ご自分の民を 平安をもって祝福される。」を思い起こし、主からの力と平安を与えてくださる主を仰ぎ見ようではありませんか。