わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がせてはいけません。恐れてはなりません。(ヨハネの福音書14章27節)

1.マタイの福音書11章28節―29節
2.ヨハネの福音書16章24節―33節
3.ローマ人への手紙8章15節―18節
4.ピリピ人への手紙4章6節―7節

イエス様は世の終わりの前兆について「人に惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名のる者が大ぜい現れ、『私こそキリストだ』と言って、多くの人を惑わすでしょう。また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらのことは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです。(マタイの福音書24章1節−8節)」と、そして大地震や疫病が起こることをも話されたのでした(ルカの福音書21章11節)。近年、詐欺が横行し、民族意識が高まりさまざまな国が分裂しましたし、コロナが流行り、今年もロシアとウクライナの戦争が終わる気配がなく、先週はトルコやシリアを大地震が襲い、イエス様が預言されたことが現実に起こっており、多くの方は不安や恐れを抱えておられるのではないでしょうか。イエス様は「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がせてはいけません。恐れてはなりません。」と、更に「わたしがこれらのことを話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。(ヨハネの福音書16章33節)」と、どんな状況にあっても心に平安を与えてくださることを約束されたのでした。パウロは弱く、恐れおののくような状態に陥った時、十字架にかけられたイエス様のことを思うことによって神からの力を得て宣教の働きをされたのでした(コリント人への手紙第一2章1節―5節)。神は愛です、と語るとともに、全き愛は恐れを締め出す力があることをヨハネは語っています。恐れや思い煩いから解放できるのは十字架で示された神の愛であることを心に据えて恐れや思い煩いを正直に主に申し上げて、主からの平安をいたくとともに人々の救いのために祈ろうではありませんか。