わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。(ヨハネの福音書16章33節)
1.ローマ人への手紙8章33節―37節
2.コリント人への手紙第一15章50節―58節
3.ヤコブの手紙1章2節―4節及び12節
4.ペテロの手紙第一5章7節―11節
イエス様は「私たちはあなたが神から来られたことを信じます。」と告白した弟子たちに「見なさい。あなたがたが散らされて、それぞれ自分の家に帰り、わたしをひとり残す時が来ます。いや、すでに来ています。しかし、わたしはひとりでありません。父がわたしといっしょにおられるからです。」と話されてから「わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」と、弟子たちがどのようなことを経験されるのかをご存知なだけでなく、臆することなく、この世に勝利された主イエスにあって平安を持つように、勇敢であるように、すなわち信仰に堅く立つように仰せられたのでした。キリスト者を迫害していたパウロはキリスト者になったがゆえに迫害され多くの苦しみを受けましたが、「私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これら全ての中にあっても圧倒的な勝利者となる。(ローマ人への手紙8章35節−37節)。」と語りました。なぜなら、イエス様は苦しみを受け十字架の刑に服されて殺されましたが、死からのよみがえりをもって完全な絶対的勝利をおさめられたからです。二度もサタンの試みに敗北した経験をしたペテロが恵みに満ちた神ご自身があなたがたをしばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます、と語っているように(ペテロの手紙第一5章10節)、平安な義の実を結ぶために主は愛する者を訓練すること、(ヘブル人への手紙12章2節―11節)、そのために試練や患難は神のご計画のもとにあることを心に据えるとともに主を信じていることによって勝利者とされていることを忘れずに主を信頼して生きようではありませんか。