自分のことばを控える者は知識に富む者。心の冷静な人は英知のある者。(箴言17章27節)

1.ヨブ記42章1節―10節
2.ヨハネの福音書7章11節―18節
3.テモテへの手紙第一1章1節―7節
4.ピリピ人への手紙1章9節―11節

ヤコブは「私たちはみな、多くの点で失敗をするものです。もし、ことばで失敗しない人がいたら、その人は、からだ全体もりっぱに制御できる完全な人です。」と語ってから「舌を制御することは、だれにもできません。それは少しもじっとしていない悪であり、死の毒に満ちています。私たちは、舌をもって、主であり父である方をほめたたえ、同じ舌をもって、神にかたどって造られた人をのろいます。」と(ヤコブの手紙3章2節及び8節―9節)人の語ることばの弱点をついています。そのためにソロモンは「人の語ることばにいちいち心を留めてはならない。あなたのしもべがあなたをのろうのを聞かないためだ。あなた自身も他人を何度ものろったことを知っているからだ。(伝道者の書7章21節―22節)」と語っていますが、イエス様は「天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。(マタイの福音書24章3r5節)」と主のことばの確かさを話されました。ところで、三度イエス様を知らない、と言って自分のことばに失敗したペテロは「キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした。ののしられても、ののしり返さず、苦しみられても、おどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。(ペテロの手紙第一2章22節―23節)」と、語っています。今日の聖句は「自分のことばを控える者は知識に富む者。心の冷静な人は英知のある者。」と語っています。この世の知識に富む人は自分のことばを控えるどころか、自分がどれだけのことを知っているかを吹聴しますし、心が冷静でないとパニックに陥ったり高ぶったりしてしまうのではないでしょうか。心の冷静な人になるためには、神の知恵であるみことばに心を向け、イエス様がご自身を神にお委ねしたように、主を信頼し、私たち自身を主にお委ねしてこの世が与えることのできない主の平安をいただいて生きようではありませんか。