主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」(ルカの福音書10章41節―42節)

1.マタイの福音書7章15節―27節
2.ローマ人への手紙10章1節―17節
3.エペソ人への手紙4章17節―21節
4.ヘブル人への手紙7章14節ー 26節

マルタはイエス様が村に来られたのを知り、喜んで家にお迎えしたのですが、彼女がまず考えたのは、もてなすことでしたが、妹のマリアはイエス様の足もとにすわってみことばに聞きいていただけでマルタを手伝おうともしなかったので、「主よ。妹が私だけにおもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのでしょうか。私の手伝いをするように、妹におっしゃってください。」と訴えると、イエス様は「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」と、主のみそばにあって、みことばに聞いて生きることこそが最も大切なことであることを話されたのでした。今年も余すところ十日ほどで新年を迎えることになり、もっと早くああしておけば良かった、とかやり残さないように色々考えて頭がパンクしそうな状態になり、マルタのようにイライラしてパニック状態の陥ってしまわないため、マリアのように主の御前に静まることが大切なのではないでしょうか。マルチン・ルターは一日のスケジュールが詰まっている日ほど普段の日よりも祈りの時間を多く持たれた、と言われています。そうすることによってするべきことの優先順位を主がお導きくださるからとのことでした。新年を迎える前にクリスマス、すなわちキリストを礼拝する時があるのも神の摂理のように思わされます。せわしない時ほど主を見上げて主からの平安をいただいて生きようではありませんか。