あなたは私の歩みと私の伏すのを見守り、私の道をことごとく知っておられます。(詩篇139篇3節)
1.出エジオプト記13章17節―22節
2.詩篇121篇1節―8節
3.ヨハネの福音書2章23節―25節
4.ペテロの手紙第一5章7節―11節
ご自分の民がエジプトで苦しんでいるのをご覧になられた主は、彼らを救うためにモーセを用いて、数々の奇蹟をもってご自身がどのような方なのか、どれほどの力があるのかを現されただけでなく、民のことをよくご存知で、約束の地への近道には導かれず、荒野を旅する時には彼らを養い、昼は民を導くために雲の柱の中に、夜は、民を照らすために火の柱の中におられ民を離れることはなかったのですが、民は約束の地を目の前にしながら神を信頼するよりも自分たちの考えを優先させて約束の地を探ぐるために12人を遣わした結果、民は主の偉大さを忘れ、約束の地を悪く言いふらした者たちのことばを信じて不信の罪を犯しただけでなく、主にそむかないように、人を恐れないように民に警告したヨシュアとカレブを石で打ち殺そうとしたので、主が介入され、20歳以上の者で約束の地に入れるのはヨシュアとカレブのみであることを宣言されたのでした(民数記13章―14章 申命記1章19節―23節)。主はモーセの後継者ヨシュアに「あなたの一生の間、だれひとりとしてあなたの前に立ちはだかる者はいない。わたしはモーセとともにいたように、あなたとともにいよう。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。」と約束されてから、二度「強くあれ。雄々しくあれ。」と三度目には「強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。」と命じられたのでした。ヨシュアに約束されたとおり主はヨルダン川を二つに分けられ約束の地へと導かれたのでした。思い悩むような時「あなたは私の歩みと私の伏すのを見守り、私の道をことごとく知っておられます。」と告白したダビデのように主がどのような方であるかを思い起こし、主を信頼して生きようではありませんか。