主の戒めは正しくて、人の心を喜ばせ、主の仰せはきよくて、人の目を明るくする。(詩篇19篇8節)

1.詩篇119篇89節―112節
2.箴言15章30節
3.マタイの福音書6章23節―24節
4.テモテへの手紙第二3章16節―17節

さまざまな出来事に対処するために人はさまざまな戒めを設けますが、人の戒めは重荷を負わせるだけでなく、自由を奪ってしまうようなものであり、独裁者が支配しているような国では報道の自由さえも奪われてしまいますし、事がうまくいかないと戒めに戒めを重ねていくような現象が起きてしまうのではないでしょうか。なぜなら、人は完全ではないからです。しかし、律法学者から「先生。律法の中で、たいせつな戒めはどれですか。」と尋ねられたイエス様が「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これが大切な第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という第二の戒めも、これと同じように大切です。律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。」と仰せられたように(マタイの福音書22章35節―40節)」と答えられたように、十戒は神関係と人間関係について言及し(出エジプト記20章1節―17節)、今日の聖句が「主の戒めは正しくて、人の心を喜ばせ、主の仰せはきよくて、人の目を明るくする。」と語っているように、主は完全であり、あわれみと恵みとまことに満ちておられる方なので(哀歌3章22節、ヨハネの福音書1章14節)、主の戒めは人間関係を、社会の秩序を保つだけでなく、主の仰せ、すなわち、主の教えであるみことばは、恵みに満ちているだけでなく、物事を理解する力与えてくださるので、人を喜ばせる力があることを語っているのではないでしょうか。「わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。(ヨハネの福音書14章18節)」と仰せられたように天地万物を創造された主がいつも一緒におられることを喜んで生きようではありませんか。