恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。(イザヤ書41章10節)

1.ヨシュア記1章1節―9節
2.マルコの福音書4章35節―41節
3.コリント人への手紙第一2章1節ー5節
4.ペテロの手紙第一5章7節―11節

イスラエルはペリシテ人との戦いに打ち負かされたので、イスラエルの長老たちは「なぜ主は、きょう、ペリシテ人の前でわれわれを打ったのだろう。シロから主の契約の箱をわれわれのところに持って来よう。そうすれば、それがわれわれの真ん中に来て、われわれの敵の手から救おう。」と言ってシロに人を送り、万軍の主の契約の箱をかついで持って来ると、全イスラエルは地がどよめくほどの大歓声をあげたのでした。それを知ったペリシテ人は「神が陣営に来た」と言って恐れ、イスラエルの神がどのようなことをされたかを思い起こして困惑しましたが、奮起して戦ったので、再びペリシテ人が勝利しただけでなく、非常に激しい疫病が起こったため、イスラエルの歩兵が三万人打たれただけでなく、のろいを招くようなことをしていた祭司エリの息子たちも死に(サムエル記第一3章13節)、イスラエルの民が拠り所としていた神の箱も奪われてしまったのでした(サムエル記第一4章2節―11節)。イスラエルの長老や民とペリシテ人との違いは、民が「契約の箱」と言ったのに対してペリシテ人が「神が陣営に来た、」と言ったことばに象徴されるように、多くの奇蹟を体験し、神の偉大さを知っていたはずなのに、彼らは神ご自身に救いを求めたのではなくグッズに頼ったのでした。今日の聖句「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」をしっかり握って、十字架と復活をもって神の義を現された信仰の完成者であるイエス様がどんなときにもいつも一緒におられ、悪しき者から守り、お導きくださることを感謝して生きようではありませんか。