私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。あなたの真実は力強い。(哀歌3章22節―23節)

1.サムエル記第二7章12節―15節
2.詩篇23篇1節―6節
3. 詩篇103篇8節ー14節
4.ヤコブの手紙2章8節―13節

イスラエルの民は驚くべき奇蹟を数々体験していながら欲や恐れに支配されると神と神の約束に対して不信感や懐疑心を起こして不平不満をもらし神に逆らいましたが、それでも主は真実な方でダビデにダビデの子孫が罪を犯したなら人の杖、人の子のむちをもって懲らしめることはするけれども恵みを取り去ることはない、と約束されたように、ご自分の民イスラエルが罪を犯して国を失ったにもかかわらず1948年に国を再建され今日までも導かれていることはいかに主の真実が力強いかを現しているのではないでしょうか。ダビデはさまざまな罪を犯したにもかかわらず、使徒の働き13章22節は「わたしはエッサイの子ダビデを見いだした。彼はわたしの心にかなった者で、わたしのこころを余すとこなく実行する。」と語っていますが、主に立ち返って悔い改めをしたからではないでしょうか。彼は「まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追ってくるでしょう。」と主のいつくしみと恵みの深さを体験されたゆえのことばではないでしょうか。私たちはとかく過去の失敗や過ちを悔いて今日を喜べないような状態に陥ってしまうことがありますが、ヤコブの手紙2章13節は「あわれみは、さばきに向かって勝ち誇るのです」と語っています。大祭司ヨシュアを訴えようとしたサタンに向かって主は「サタンよ。主がおまえをとがめている。」と仰せられました(ゼカリヤ書3章1節―2節)。今日の聖句「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。あなたの真実は力強い。」を、恵みとまことに満ちておられるイエス様が罪に定められないようにとりなしておられることを心に据えて主をほめたたえ、今日も新しい一日を歩ませていただこうではありませんか。