キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。(コロサイ人への手紙2章7節)
1.マタイの福音書7章15節―27節
2.ヨハネの福音書15章4節―5節
3.コリント人への手紙第一3章1節―10節
4.エペソ人への手紙4章17節―24節
今日の聖句は「キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。」と、キリスト者が留意する点が四つあることを語っていますが、それはすべてキリストとの関係の中で成就していくことではないでしょうか。キリストの中に根ざすということは、キリストを土台としてそこに根を張ることであり、詩篇127篇1節に「主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。」と語っているように、キリスト者はキリストにあって建てられるものであり、教えられたとおり信仰を堅くするということも、イエス様は「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい(ヨハネの福音書14章1節)」と仰せられたように、信仰の完成者であるイエス様から目を離さないように心がけて、まことしやかな議論(コロサイ人への手紙2章4節)や教えの風に吹き回されたり、波にもてあそばされたり(エペソ人への手紙4章14節)、だましごとの哲学によってだれのとりこにもならないようにするとともに(コロサイ人への手紙2章8節)、罪人を救うために御子イエス様をこの世のお遣わしになられた神の愛と、死に至るまで従順に従われたイエス様のことを思うと、あふれるばかりの感謝がおのずとわきあがるのではないでしょうか。ところで、「あふれるばかり感謝しなさい」を直訳すると「感謝にあふれ続けるようにしなさい」という意味になるそうです。今も恵みとまことに満ちておられ、罪に定められないようにとりなしていてくださる主に日々感謝をささげながら生きようではありませんか。