主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。(ローマ人への手紙13章14節)

1.ガラテヤ人への手紙3章26節―27節
2.ガラテヤ人への手紙5章16節―24節
3.エペソ人への手紙4章5節―24節
4.コロサイ人への手紙3章2節―11節

パウロはまず「あなたがたは、今がどのような時か知っているのですから、このように行いなさい。あなたがたが眠りからさめる時刻がもう来ています。というのは、私たちが信じたころよりも、今は救いが私たちにもっと近づいているからです。夜はふけて、昼が近づきました。ですから、私たちは、やみのわざを打ち捨てて、光の武具を着けようではありませんか。遊興、酩酊、淫乱、好色、争い、ねたみの生活ではなく、昼間らしい、正しい生き方をしようではありませんか。」と勧めてから、「主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。」と勧めています。パウロは、主の再臨が近いことを語ってから、夜にはパジャマを着て寝ますが、朝起きたら着替えるように、光の武具を身に着けるように勧めています。光の武具、すなわち神の武具についてエペソ人への手紙6章13節―17節は「真理の帯、正義の胸当て、平和の福音、信仰の大楯、救いのかぶと、御霊の剣、神のことば」と語っていますが、それはキリストを着ることではないでしょうか。彼は肉の欲のために心を用いないようにも勧告していますが、それは、心がどこを向いているかによって行動の違いが出てくるからではないでしょうか。ヨハネの手紙第一2章16節に「すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではなく、この世から出たものです。」とあります。ですから、心がこの世にとらわれてしまうと欲に支配されてしまうのではないでしょうか。主は「イスラエル、あなたはあなたの神に会う備えをせよ。(アモス書4章12節)」と仰せられました。キリスト者はイスラエル同様神の民とされています。恵みによって罪や死だけでなくこの世からも救われていることを心に据えて、自分ではなく主が喜ばれるようにみことばに生きようではありませんか。