神の国は、飲み食いではなく、聖霊によって与えられる義と平和と喜びなのです。(ローマ人への手紙14章17節)

1.マタイの福音書6章24節―33節
2.ヨハネの福音書3章1節―7節
3.コリント人への手紙第一2章7節―12節
4.コロサイ人への手紙2章20節―3章4節

四十日四十夜荒野で断食されてから空腹を覚えられたイエス様に「あなたが神の子なら、この石がパンになるように、命じなさい。」と言った悪魔に対して、イエス様は「『人はパンのみで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』と書いてある」とみことばをもって答えられ勝利されたのでした。確かに体には食べ物が必要です。土地のちりで造られた体はアダムが罪を犯したことによって死が臨んだためにやがて死を迎えて土に戻りますが、人は他の被造物と異なって神からのいのちの息が吹き込まれ、永遠が与えられているために(伝道者の書3章11節)、食べ物は一時的な満足感を与えることはできても、将来に対する不安や思い煩いを解決することはできません。この世で生きるためにはパン、すなわち食べ物が必要ですが、人には神の口から出る一つ一つのことば、すなわち霊の糧が必要であることをみことばは語っています。イエス様は「神の国は、あなたがたのただ中にあるのです。(ルカの福音書17章20節―21 節)」と、この世に目には見えない神の国をもたらしてくださり、御国を受け継ぐ者とされている保証としてキリスト者に聖霊を与えてくださいました(エペソ人への手紙1章3節―14節)。コリント人への手紙第一2章12節は「私たちはこの世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜ったものを、私たちが知るためです。」と語っています。今日の聖句「神の国は、飲み食いではなく、聖霊によって与えられる義と平和と喜びなのです。」を心に据えて、この世が与えることのできない神の義が与えられている事、この世が与えることのできない神との平和が樹立していること、この世から贖われ救われている事を喜んで生きようではありませんか。