信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。(ローマ人への手紙10章17節)

1.マルコの福音書5章25節―34節
2.ルカの福音書7章2節―10節
3.ルカの福音書8章4節―18節
4.ヨハネの福音書4章39節―42節

イエス様は百人隊長にも長血をわずらっていた女性に「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。」と、百人隊長の信仰に驚かれて「あなたがたに言いますが、このようなりっぱな信仰は、イスラエルの中にも見たことがありせん。」と言われましたが、その信仰は、今日の聖句が「信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」と語っているように、二人ともイエス様のことを聞いて、信じる信仰が与えられたのでした。ところで、ペテロをはじめ弟子たちはイエス様と寝食をともにし、たとえ話の真意を話されたにもかかわらず、ヨハネの福音書2章12節が「イエスが死人の中からよみがえられたとき、弟子たちは、イエスがこのように言われたことを思い起こして、聖書とイエスが言われたことばとを信じた。」と、語っています。イエス様は群衆に蒔かれた種をもって話されましたが、「聞く耳のある者は聞きなさい。(ルカの福音書8章8節)」、と言われましたし、弟子たちにたとえ話の真意を話されてから「聞き方に注意しなさい。(ルカの福音書8章18節)」と、言われたのでした。黙示録2章と3章には七つの教会へ書き送れ、とイエス様からの手紙が書かれていますが、すべての教会に「耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。」と、語られているように、イエス様が一番願っていることは聞くことであることがわかります。ヘブル人への手紙11章6節に「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。」と語っています。百人隊長のように、イエス様がどのような方であるかを深く知れば知るほど信仰が深まるのではないでしょうか。イエス様は「聖書はわたしについて証言している。」と言われました(ヨハネの福音書5章39節)。信仰が萎えないように、聖書のみことばの上に立つとともに、恵みとまことに満ちており、信仰の創始者であり完成者であるイエス様から目を離さないようにしようではありませんか(ヘブル人への手紙12章2節)