この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえしるために、心一新によって自分を変えなさい。(ローマ人への手紙12章2節)

1.マタイの福音書6章24節ー33節
2.ルカの福音書12章13節ー31節
3.ヨハネの福音書4章6節ー26節
4.ローマ人への手紙11章25節ー12章1節

ひとりの青年がイエス様に「先生、永遠のいのちを得るためには、どんな良いことをしたら良いでしょう。」と尋ねると、イエス様は「なぜ、良いことについてわたしに尋ねるのですか。良い人はひとりだけです。もし、いのちに入りたいと思うなら、戒めを守りなさい。」と仰せられると、彼が「どの戒めですか。」と尋ねたので、イエス様が「殺してはならない。姦淫してはならない。盗んではならない。偽証してはならない。父と母を敬え、あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」と言われると、彼が「そのようなことはみな、守っております。何がまだ欠けているのでしょうか。」と尋ねたので、イエス様が「もし、あなたが完全になりたいなら、帰って、あなたの持ち物を売り払って貧しい人たちに与えなさい。そすれば、あなたは天に宝を積むことになります、そのうえで、わたしについて来なさい。」と答えられると、彼は財産をたくさん持っていたので悲しんで去っていかれたのでした(マタイの福音書19章16節―26節)。彼は良い行いについて尋ねましたが、この世の富だけでなく目に見えない富の両方を得ようとするような貪欲さに問題があったのではないでしょうか。パウロも「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえしるために、心一新によって自分を変えなさい。」と、勧めていますが、その秘訣を世と調子を合わせないようにすることと心のあり方について語っています。イエス様は「真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません。(ヨハネの福音書4章23節―24節)」と話されたように最も大切なことは礼拝することですが、世の人々と同じような動機ではなく、罪人を救うために御子イエス様を人としてこの世にお遣わしになられた神を、恵みとまことを実現されたイエス様のことを心に据えて主が喜ばれるような礼拝を捧げようではありませんか。