身を慎み目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえためる獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。(ペテロの手紙第一5章8節―9節)
1.マタイの福音書4章1節ー11節
2.マタイの福音書17章14節ー21節
3.ルカの福音書22章31節ー34節
4.エペソ人への手紙6章10節ー20節
ご自身の死と復活について語ったイエス様に「主よ。神の御恵がありますように、そんなことが、あなたに起こるはずはありません。」と言ったペテロにイエス様は「下がれ、サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」と、「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だから、あなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」とサタンの試みに会い、鶏が鳴くまでにイエス様のことを三度知らないということを預言され(ルカの福音書22章31節―32節)、ゲッセマネの園ではペテロに「あなたがたは、そんなに、一時間でも、わたしといっしょに目をさましていることができなかったのか。誘惑に陥らないように、目をさまして、祈っていなさい、心は燃えていても、肉体は弱いのです。」と仰せられたのでした。今日の聖句「身を慎み目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえためる獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。」は、そのペテロの勧告です。ペテロに仰せられたイエス様のことばに、悪魔の策略に陥らないために、悪魔に立ち向かうために必要なのは祈りであり、人間関係よりも神との正しい関係を保つことであることがわかります。今がどのような時なのかをー今は恵みの時、今は救いの日―心に据えて人々のために主によって与えられている信仰を伴った祈りを捧げようではありませんか。
