子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世にいる、あの者よりも力があるからです。(ヨハネの手紙第一4章4節)

1.ヨハネの福音書16章24節ー33節
2.ローマ人への手紙8章15節ー16節
3.エペソ人への手紙2章1節ー9節
4.ヘブル人への手紙2章10節ー16節

人は将来に対して不安を覚えると占い師や霊媒者のもとに行かれる方がおられますが、ヨハネが「愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。それらのものが神からのものかどうかを、ためしなさい。なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出てきたからです。人となって来たイエス・キリストを告白する霊はみな、神からのものです。それによって神からの霊を知りなさい。」と語っているように、占い師や「おがみやさん」と言われる霊媒者、沖縄のユタ、イタコなどの背後には悪魔や悪霊の働きがあるのです。ところで、今日の聖句は「子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世にいる、あの者よりも力があるからです。」と、キリスト者はイエス様を信じたことによって神からの御霊、すなわち聖霊が与えられ、この世の霊、すなわち悪魔や悪霊に勝利している者であることを自覚するように勧めておられます。パウロは「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいる、もろもろの悪霊に対するものです。(エペソ人への手紙6章12節)」と、人はとかく人を敵視してしまいがちですが、実は、敵はその人ではなくその人を支配している悪魔や悪霊であることを語っています。イエス様は「わたしが神の御霊によって悪霊どもを追い出しているなら、もう神の国はあなたがたのところに来ているのです(マタイの福音書12章28節)」と仰せられました。キリスト者には神の御霊、すなわち聖霊が与えられているのですから、キリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているこの世の神、すなわち悪魔の支配から人々が解放されるように、福音を受け止めることができるように、各教会のクリスマス集会を主が祝されますように大胆に祈ろうではありませんか。