あなたは、私の神、私はあなたに感謝します。あなたは私の神、私はあなたをあがめます。(詩篇118篇28節)

1.ルツ記115節―16
2.サムエル記第一301節―19
3.詩篇631節―8
4.イザヤ書25章1節―9節

世の人々は神の存在を知ってはいますが、パウロが「彼らは、自分では知者であると言いながら、愚かな者となり、不滅の神の御栄えを、滅ぶべき人間や、鳥、獣、はうもののかたちに似た物と代えてしまいました。(ローマ人への手紙1章20節―23節)」と語っているように世界中に数え切れないほどの偶像が神として祭り上げられているのではないでしょうか。ギリシャ人は知恵を追求していましたが(コリント人への手紙第一1章22節)、アテネの町は偶像で満ちており、そこには「知られない神」と刻まれた祭壇があるのに気がついたパウロは「あなたがたが知らずに拝んでいるものを、教えましょう。この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は、天地の主ですから、手でこしらえた宮などにはお住みになりません。また、何は不自由なことでもあるかのように、人の手によって仕えられる必要はありません。神は、すべての人に、いのちと息と万物とをお与えになった方だからです。」と語ってから復活について語ると、信じた方もおられましたが、あざ笑う者や「このことについては、またいつか聞こう。」と信じない人がおられたのでした(使徒の働き17章16節―31節)。イエス様は祈る時、まず「天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。」と、神は天におられるので、遠い存在のように思われても、キリスト者にとって神は父としての存在あること、神との個人的な関係を認識すべきことを教えておられます。ルツはモアブ人でしたが、イスラエルの神を「私の神」と告白してナオミとともにベツレヘムに行き、イエス様の系図に名を連ねる者となったのでした(マタイの福音書5節)。今日の聖句が「あなたは、私の神、私はあなたに感謝します。あなたは私の神、私はあなたをあがめます。」と語っているように、神を「私の神」と、「アバ、父」と呼ぶことができる御霊が与えられていることを感謝するとともに、恵とまことに満ちていおられる主をあがめ、主をほめたたえて生きようではありませんか。