主の名は堅固なやぐら。正しい者はその中に走って行って安全である。(箴言18章10節)
1.サムエル記第一17章32節―49節
2.詩篇61篇1節―8節
3.使徒の働き4章1節ー22節
4.ピリピ人への手紙2章6節ー11節
70人の弟子たちが喜んで帰って来て「主よ。あなたの御名を使うと、悪霊どもでさえ、私たちに服従します。」と、報告すると、イエス様は「わたしが見ていると、サタンが、いなずまのように天から落ちました。確かに、わたしは、あなたがたに、蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威をさずけたのです。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つありません。だがしかし、悪霊どもがあなたがたに服従するからといって、喜んではなりません。ただあなたがたの名が天に書きしるされていることを喜びなさい。(ルカの福音書10章17節―20節)」と仰せられました。弟子とイエス様の対話に、主の御名の権威と力がどれほどのものであるかを、主の守りがあることを、主によってキリスト者に与えられている権威について、また、国籍が天にあるという保証を見ることできます。イエス様は十字架にかけられ前に「聖なる父。あなたがわたしに下さっているあなたの御名の中に、彼らを保ってください。(ヨハネの福音書17章11節)」と祈られました。今日の聖句は「主の名は堅固なやぐら。正しい者はその中に走って行って安全である。」と、「主の御名」を「堅固なやぐら。」と称しています。やぐらは城壁などの上に作られた高い建物で、武器を入れておく倉庫でもあるために、攻めてくる敵の状態を見ることができるだけでなく、攻撃することのできる場所でもあります。ユダヤ人の祭司長スケワの魔よけ祈祷師である七人の息子たちが悪霊につかれている者に向かって主イエスの御名をとなえて「パウロの宣べ伝えているイエスによって、おまえたちに命じる」とためしに言ってみたところ、悪霊は「自分はイエスを知っているし、パウロもよく知っている。けれどもおまえたちは何者だ」と言い、悪霊につかれた人は彼らに飛びかかったので、彼らは裸にされ傷を負って逃げ出したのでした(使徒の働き19章11節―16節)。主の御名をもって祈る時、悪霊は私たちキリスト者を知っておりキリスト者が主の御名を使うと従わなければならないことを心にしっかり留めて祈ろうではありませんか。