私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。(ヤコブの手紙1章2節)
1.コリント人への手紙第一10章3節−13節
2.コリント人への手紙第二1章3節−11節
3.テモテへの手紙第二2章8節ー10節
4.ヘブル人への手紙4章15節-16節
一昨年の年末から世界中がコロナ禍の中にあって多くの方々が苦しんでおられますが、今年は東日本大震災が起きてから10 年になりますが、その間にも台風や大雨、今は大雪、と次から次に自然災害が起きている状況の中、コロナ収束を願って祈っている方がたくさんおられるのではないでしょうか。「試練」は人を苦しめるように思われますが、今日の聖句は「私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。」と、驚くべきことを勧めています。信仰の試練は称賛と栄光になる、とペテロは語っています(ぺてろの手紙第一1章5節ー7節)。パウロはさまざまな試練に会い苦しみ、死をも覚悟しましたが、「私たちの主イエス・キリストの父なる神、慈愛の父、すべての慰めの神がほめたたえられますように。神は、どのようなときにも、私たちを慰めてくださいます。こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです。それは、私たちにキリストの苦難があふれているように、慰めもまたキリストによってあふれているからです。もし私たちが苦しみに会うなら、それはあなたがたの慰めと救いのためです。もし私たちが慰めを受けるなら、それもあなたがたの慰めのためで、その慰めは、私たちが受けている苦難と同じ苦難に耐え抜く力をあなたがたに与えるのです。(コリント人への手紙 第二1章3節―6節)」と、主をほめたたえるとともに、苦しみがもたらす成果をも語っていますが、その根底には、「私がキリストを見ならっているように、あなたがたも私を見ならってください。(コリント人への手紙第一11章1節)」と語っているように、十字架の死にまで従われたイエス様のことをいつも思っていたことにあるのではないでしょうか。パウロのように試練の中で救われていることを感謝して主をほめたたえるとともに、苦しみの中におられる方々に救いと慰めを、耐え抜く力を与えてくださるイエス様をお伝えしようではありませんか。