私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。私の助けは天地を造られた主から来る。(詩篇121篇1節―2節)

1.出エジプト記141節―30
2.サムエル記第一301節―19
3.歴代誌第二20章1節ー30節
4.ローマ人への手紙8章28節―29節

後方からはエジプト軍、前方には紅海、と四面楚歌のような状態になったイスラエルの民は非常に恐れて、主に向かって叫びましたが、モーセには「エジプトに墓がないので、あなたは私たちを連れ来て、この荒野で、死なせるのですか。私たちを連れ出したりして、いったい何ということを私たちにしてくれたのです。私たちがエジプトで言ったことは、こうではありませんか。『私たちのことはかまわないで、私たちをエジプトに仕えさせてください。』事実、エジプトに仕えるほうがこの荒野で死ぬよりも私たちは良かったのです。」と言ったので、モーセは「恐れてはいけない。しっかり立って、きょう、あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。あなたがたは。きょう見るエジプト人をもはや永久に見ることはできない。主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙っていなければならない。」と民に言い、主に助けを求めたのでした。主は紅海を二つに分けられ、イスラエルの民が対岸に無事渡り終えると主は海水をもとに戻されエジプト軍はひとり残らず溺死したのでした(出エジプト記14章1節―30節)。ダビデも悩んだときに、ヨシャパテが大軍が攻めてくるのを知って恐れたとき、主に助けを求めると、主は人知では考えられない勝利を与えられたのでした。失望したり、恐れがきたり、思い悩むようなとき、心のうちを正直に主に申し上げ、今日の聖句が「私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。私の助けは天地を造られた主から来る。」と語っているように、主は私たちを助けてくださる方であることを感謝するとともに、主のお働きに期待して祈り、主からの平安をいただこうではありませんか。