天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。(伝道者の書3章1節)

1.ダニエル書413節−37
2.マタイの福音書241節―35
3.ヨハネの福音書17章1節ー20節
4.黙示録28節−11

イエス様は「二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。(マタイの福音書29節)」と、目に見える現象の背後に神の存在を認める必要があることを話されました。ヨブ記の1章と2章に人災や自然災害、病いの背後に世全体を支配しているサタン(悪魔)の働きがあることを示していますが、悪魔は神の許しなしには働けないことがわかります。毎日コロナ禍で感染者や亡くなられた方々の数、ワクチンの開発やすでに接種が始まった国の様子が報道されるとともに感染拡大を防ぐために緊急事態宣言が発令されましたが、いつ終息するかは皆目見当がつかない状態の中で多くの方が不安や恐れの中におられるのではないでしょうか。しかし、今日の聖句「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。」は、「天の下」、すなわちこの世には何事にも定まった時期と時があることを語っていますが、イエス様は「あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはいけない。見よ。悪魔はあなたがたをためすために、あなたがたのうちのある人たちを牢に投げ入れようとしている。あなたがたは十日の間苦しみを受ける。(黙示録2章10節)」と苦しみが終わる時が定まっている事を話さたようにコロナの終息の時は主の御手の中にあるのではないでしょうか。コロナによってさまざまな弊害が起きていますが、今まで福音にふれたことのない方々が、送り迎えしても礼拝に集われなかった方々が、ユーチューブで礼拝する家族と一緒に礼拝に参加されるなど、福音が広がっている現状もあります。感染対策をすることは大切ですが、時期も時も主の御手の中にあることを認め、終息の時が備えられている事を感謝し、イースターには多くの方が「十字架」と「復活」について考え、永遠のいのちを与えてくださるイエス様に出会うことができますように祈ろうではありませんか。