律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現した。(ヨハネの福音書1章17節)
1.サムエル記第二7章12節―16節
2.詩篇66篇16節―20節
3.ローマ人への手紙5章20節―21節
4.エペソ人への手紙2章1節ー9節
イエス様は「まことに、あなたがたに告げます。もしあなたがたの義が、律法学者やパリサイ人の義にまさるものでないなら、あなたがたは決して天の御国に、入れません。(マタイの福音書5章20節)」と仰せられました。パウロはキリスト者になる前はキリストを信じる信仰によって神から与えられる義を知らずに、律法による自分の義に生きていましたが、キリスト者となったパウロは神の義を知る者となり、律法を行うことによってはだれひとり神の前に義と認められないこと、律法によっては、かえって罪の意識が生じることを、神の義はイエス・キリストを信じるすべての人に与えられることを語るとともに、それが可能になったのは「ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、値なしに義と認められるのです。(ローマ人への手紙3章24節)」と恵によって実現したことを語っています。コロナ禍の中にあってさまざまな国々がワクチンの開発を行い、どのような副作用が起きるかもわからままワクチン接種が行われている国もありますが、多くの方がコロナや死の恐れの中におられるのではないでしょうか。ワクチンが開発されコロナの終息がはかられても人は必ず死を迎えます。実は死後は永遠の世界が待っています。終わりのない永遠をどこで過ごすかということが人にとって一番大切なことではないでしょうか。今日の聖句が「律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現した。」と語っているように、神は律法にはできないことを、永遠の死から救うために御子イエス様を人としてお遣わしになり行いとは別に恵によって人の能力では解決できない罪や死からの救いの道を開いてくださったのでした。ユーチューブで福音にふれた方々が恵みとまことを実現されたイエス様を信じる信仰に導かれるように祈りましょう。