神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。(ヨハネの福音書3章16節)
1.ヨハネの福音書6章38節―40節
2.ヨハネの福音書11章25節―26節
3.ローマ人への手紙6章17節ー23節
4.ヨハネの手紙 第一5章1節―13節
このところ、コロナが収束するどころか、昨日東京では822人、大阪は351人、神奈川県では319人と過去最多を更新したため、警戒レベルが4に変更されただけでなく、医療崩壊がすでに始まっているようなことやコロナにかかっていなくても、PCR検査で陰性とされていても東京や神奈川などに在住している方々を恐れてさまざまな偏見が生まれていることも報道されましたが、それはいかに人々が恐れの中におられるかということを明らかにされているのではないでしょうか。人々の抱えている問題を分析された悩み事相談の回答者であったアン・ランダー女史は「人々が抱えておられる問題の共通点は恐れであり、一番の恐れは死に対するものです。」と言われました。コロナに関する報道を見ながら、人はこの世に生まれてから死に向かって歩んでいる者であり、病いだけでなく、事故や災害、イスラム教国や共産主義国においてはキリスト者が迫害され殉教の死をとげるなど、死は、何によってもたらされるか見当がつかないものですが、人は必ず死を迎えることは確実であることを、医学は研究を重ねて病に対する処方箋を与えることができても、最も大切な死に対しては無力であることが明らかにされていることを思うとともに、永遠のいのちが与えられていることは何と幸いなことかと思いました。ヨハネはキリスト者が永遠のいのちを持っていることを自覚してほしいことを語っています(ヨハネの手紙 第一5章13節)。今日の聖句「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」を心にしっかりと据えて、永遠のいのちが与えられていることを自覚し、恐れに支配されないように、人には、また医学の力では解決できない死の解決を与えてくださった神をほめたたえるとともに、リモートやユーチューブなどを主が豊かに用いてくださってひとりでも多くの方に福音が届きますように祈ろうではありませんか。