あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じている人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。(ペテロの手紙 第一1章21節)

1.ルカの福音書2231節―34
2.使徒の働き3章1節ー16節
3.ペテロの手紙 第一1章3節ー4節
4.ヘブル人への手紙122節―3

パウロはアテネの人々に「アテネの人たち。あらゆる点から見て、私はあなたがたを宗教心のあつい方々だと見ております。私が道を通りながら、あなたがたの拝むものをよく見ているうちに、『知られない神に』と刻まれた祭壇があるのを見つけました。そこで、あなたがたが知らずに拝んでいるものを、教えましょう。この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は、天地の主ですから、手でこしらえた宮などにはお住みになりません。また、何か不自由なことでもあるかのように、人の手によって仕えられる必要はありません。神は、すべての人に、いのちの息と万物とをお与えになった方だからです。」と語ってから偶像と神との違いを語るとともに復活について語ると、信仰に入った人たちもいましたが、あざ笑う人や「このことについては、またいつか聞くことにしよう」と言って信じない人々がおられたのでした。知恵を追求するギリシャ人であるがゆえに「知られない神」と自分たちの知らない神がいるかもしれないと思ったのでしょう。しかし、不思議なことに知識人と言われる方々の中にもクリスチャンが少ないのは不思議なことですが、パウロは福音におおいが掛かっているのは「この世の神が不信者の思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているのです(コリント人への手紙 第二4章3節―4節)」と原因は世全体を支配しているこの世の君である悪魔の働きであることを語っています。ところで、ヨハネの福音書1章18節は「いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を解き明かされたのである。」と語っているように、まことの神は死の力を滅ぼす力があること、それを明確に示されたのは御子イエス様でした。今日の聖句「あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じている人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。」を心に据えて、イエス様を死からよみがえらせて生ける希望を与えてくださった神を誉めたたえるとともに、自分には信仰がないと思うような時、信仰はイエス様が完成してくださることを思い起こそうではありませんか。