ああ、神、主よ。まことに、あなたは大きな力と、伸ばした御腕とをもって天と地を造られました。あなたには何一つできないことはありません。(エレミヤ書32章17節)
1.詩篇33篇9節―11節
2.箴言3章5節ー7節
3.マタイの福音書19章16節―26節
4.ローマ人への手紙11章33節ー12章1節
イスラエルの民は全員が前方には紅海、後方からはエジプト軍、と逃げ道がないような状況に陥った時、エジプトでの苦悩を忘れて、「エジプトに仕えるほうがこの荒野で死ぬよりも私たちはよかったのです。」などとモーセに言ったのですが、神は彼らを乳と蜜の流れる地に導くことを約束しているにもかかわらず、自分たちの考えで「荒野で死ぬ」などいう結論を出してつぶやいたのですが、主はモーセに「あなたの杖を上げ、あなたの手を海の上に差し伸ばし、海を分けて、イスラエル人が海の真ん中のかわいた地を進み行くようにせよ。」と仰せられ、モーセがそのようにすると紅海が二つに分けられ、主が仰せられたようにイスラエルの民と民に混じって来た人々は全員無事対岸に渡り、後を追って来たエジプト軍は主が海水をもとに戻したので全員溺死したのを見て主の御力を見た経験がありながら、約束の地を探索して来た者のうちカレブとヨシュア以外の者は約束の地で見た者はみな背の高い者たちで、自分たちはいなごのように見えた、などと言ったために、箴言29章25節が「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる」と、語っているように、アマレク人を恐れて、神や神の力を忘れて、民は再び「私たちはエジプトの地で死んでいたらよかったのに。できれば、この荒野で死んだほうがましだ。」と言いだしただけでなく、「主にそむいてはならない。」と信仰に立ったヨシュアとカレブを殺そうとしたのでした。今日の聖句「ああ、神、主よ。まことに、あなたは大きな力と、伸ばした御腕とをもって天と地を造られました。あなたには何一つできないことはありません。」をしっかり心に据えて、どんなときにも私たちの考えにまさっておられる主を信じ、罪や死から救い出してくださった主を誉めたたえ、主を信頼して生活しようではありませんか。